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空の家(Sky House)

なにごとにも⽩⿊つけることが求められがちな分断の時代において、「空」の持つおおらかさは、私たちの思考にひとときの⾃由を与えてくれます。空は何かを限定することなく、境界を持たず、どこまでも広がっていく存在です。⼀⽅で、「家」は住まう⼈の⾝体や暮らし、プライバシーを守るために、時として外部や異物を締め出す、閉じた空間でもあります。このふたつは対照的な価値観を体現しているといえるでしょう。

その「空」と「家」を組み合わせた時、どのような住まいの姿が⽴ち上がるでしょうか。かつて菊⽵清訓は⼟地から建築を切り離し、スカイハウスをつくり出しました。その1950、60年代は建築と社会が近かったのかもしれません。では現代、そこからどのような発想ができるでしょうか。

「空」は国や宗教、⽂化によって異なる意味を与えられてきました。古代中国では空を円い蓋のように捉える蓋天説が存在しました。⼀⽅、近現代以降の⻄洋では、⾶⾏機の誕⽣や宇宙開発を通じて、空を無限なる未来への希望としてとらえる⽂化もあります。漢字の「空」という字からは「からっぽ」「ヴォイド」などの意味を連想することもできるでしょう。

空の持つ広がりや曖昧さを⼿がかりに、⾃由な発想で新しい住まいの可能性を提案してください。みなさまのご応募をお待ちしています。

空の家という課題は、いろいろな風に受け取ることができる広がりがあります。日本語の空は、文字通りに理解すればまずskyの意味があり、しかしほかにも、空間であったり、無であったりと、多様な意味を持ちます。ただどの場合でも、土地の制約から離れた自由さを私たちに感じさせます。土地区画、国境などの地面の制約を超える、雄大なアイデアを期待しています。

西沢立衛

空は僕たちのひとりひとりが、どんな日々を送り、いろんなことを感じ、考えているか、まったく意に介することなく超然とそこにある。他方僕たちは、刻一刻と表情を変える空の様子に、自分の気持ちを高揚させたり、哀しみを投影したりしている。本来、無関係であるからこそ無限の関係が生まれる。それはとても豊かなことなのだろう。

平田晃久

住宅は長いあいだ、人間のための器として設計されてきた。しかし実際の環境は人間だけでできているわけではない。そこには鳥や動物や昆虫、風や光や水蒸気など無数の存在が交差している。「空の家」とはその複雑な環境の中に住宅を置き直す試みである。地面から切り離すことで、どのような意味を持ちはじめるか期待している。

吉村靖孝

無限に表情を変えさまざまな解釈を生む「空」と、固定的でその境界を規定していく「家」。 対照的な言葉が繋げられている。空は太陽や地球の重力、空気分子との関係性によって生じる現象だが、家も生活を支えるモノや自然と、住み手との間に生じる現象と捉えることもできる。空という言葉をきっかけに新しい建築への探求が生まれることを期待したい。

羽鳥達也

本設計競技では環境と建築の関係を具体的に問い直してきた。その延長線上に置かれた「空の家」は、より抽象度の高い想像力を要求するテーマなのかもしれない。空はヴォイドであり、環境であり、制度や社会のメタファーでもある。閉じることで成立してきた「家」をいかに開き、再構成するか。抽象概念を空間へと変換する構想力と構築力をもって、現代における住まいの条件を更新する提案を期待したい。

藤村龍至

「空の家」の「空」とは、私たちが普段見上げる空(そら)でもあり、何もないという空(から)でもあります。どちらを選ぶか、あるいはその両義性を同居させるのか、さまざまな想像ができる幅の広いテーマです。想像しがちな「天空」や「空虚」を超えた新しい「家」の提案に出会えることを楽しみにしています。

相臺志浩

賞金

賞金

  • 1等
  • [1点]
  • 100万円
  • 2等
  • [1点]
  •  50万円
  • 3等
  • [1点]
  •  30万円
  • 佳作
  •   [8点]
  • 各10万円
総額260万円
全て税込

スケジュール

スケジュール

2026年4月1日(水) 応募登録開始
2026年8月14日(金) 作品受付開始
2026年10月1日(木) 応募登録終了
2026年10月2日(金) 作品受付終了
結果は入選者に通知いたします
2026年11月25日(水) 表彰式
2027年1月   『新建築』2027年1月号で発表いたします

応募要項

応募要項

全て展開

登録方法

インターネットにて登録の場合は、本サイトの登録フォームよりご登録ください。


官製ハガキにて登録の場合は、下記作品送付先までご登録ください。


FAXにて登録の場合は、03-5244-9338までご登録ください。



  • インターネット登録には、「KENCHIKU」サイトのID・パスワードが必要となります。お持ちでない方は、ID・パスワードを登録後、本コンペの登録を行ってください。
  • 官製ハガキとFAXにて登録の場合「日新工業建築設計競技係」と明記し、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、勤務先あるいは学校名(学年)、所在地、電話番号、e-mailアドレスを書き添えてお申し込みください。
  • ご登録いただいた方には登録票をお送りいたします。
  • 複数の作品を応募する場合は、作品ごとに登録してください。
  • 登録のお問合せ:日新工業建築設計競技事務局|03-5244-9335

用紙

A2サイズ(420mm×594mm)の用紙(中判ケント紙あるいはそれに類する厚紙)1枚におさめること。模造紙等の薄い用紙は開封時に痛む恐れがあるので避けること。ただし、パネル化・額装は不可。

提出図面

配置図・平面図・立面図・断面図、透視図・模型写真など、設計意図を表現する図面(説明はできるだけ図面のみですること。各図面の縮尺は自由)。表現方法は、青焼、鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなど自由。

登録番号の記載 & 登録票

提出方法 & 作品送付先

下記へ送付してください。


日新工業株式会社「日新工業建築設計競技係」[必ず明記のこと]

〒120-0025 東京都足立区千住東2-23-4

TEL:03-3882-2613


  • 持込み、バイク便は不可。
  • 開封時に痛みやすいため、円筒状の梱包はご遠慮ください。

その他

  • 応募作品は未発表の作品に限ります。
  • 本設計競技の応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、入賞作品の発表に関する権利は主催者が保有します。
  • 応募作品は返却いたしません。
  • 同一作品の他設計競技との二重応募は失格となります。
  • 応募作品の一部あるいは全部が、他者の著作権を侵害するものであってはなりません。また、雑誌や書籍、Webページ等の著作物から複写した画像を使用しないこと。著作権侵害の恐れがある場合は、主催者の判断により入賞を取り消すことがあります。
  • 入賞後に著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合は、すべて応募者の責任となります。
  • 入賞後の応募者による登録内容の変更は受け付けません。
  • 応募に関する費用(送付・税金・保険など)は、すべて応募者の負担となります。
  • 課題に対する質疑応答はいたしません。
  • 規定外の問題は応募者が自由に決定すること。

審査委員

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