課題

魅力あるウォーターフロントの提案

課題文

ウォーターフロントとは、川・湖・海ぞいの土地や街路などを表します。
このような場所は、街中ではけっして味わえない広がりと景観を持っていますが、一般に高い堤防により護岸され視界がさえぎられ、工業用地や産業廃棄物処理の用地や、倉庫が建ちならんでいます。そのためせっかくの水が汚れ、中には使われなくなった建物が放置されることもあります。本来すばらしい景観を持つウォーターフロントの敷地を、私たちは日頃の生活の中でうまく活用していないのが現状だといえましょう。
かつて私たちは川の水をすまいに引き入れ、河原に縁を出し、また海岸を散策し、そこに休憩できる場をつくり、ウォーターフロントの空間を、生活の中に巧みに生かしてきました。現代の日本の都市においてもこの空間を、自然と人間の関わりを回復させ、また都市環境をより活性化させる場所として着目し、積極的に活用することができないでしょうか。そのためにこのウォーターフロントにどのような施設をつくればよいか、そしてこの場所の特徴を十分引き出すことのできる空間をどのようにデザインし、演出して行くかが、今回の課題です。
たとえば港湾のすでに役目を終えた施設や倉庫などをショッピングセンターやレストランとして再生し、都市の新しい核としたり(ボストンにあるウォーターフロント計画)、海岸や河岸に散策したり、休息のとれる公園と施設をつくることなど、いろいろ考えることができます。
敷地となるウォーターフロントの場所・規模、そこに想定する建築・施設の用途、種類、構造、使用材料などは各自で自由に設定して下さい。
イメージあふれる応募案を期待しています。

結果発表

一等

長縄正明ナガナワ建築設計事務所 30歳

二等

亀井正弘黒川紀章建築都市設計事務所 32歳

二等

平井真夫凡建築設計事務所 33歳

横山剛凡建築設計事務所 25歳

宇塚和幸凡建築設計事務所 25歳

三等

Team COSMOS

原隆彦早稲田大学専門学校 26歳

大野文也早稲田大学専門学校 22歳

大薮雅通早稲田大学専門学校 29歳

安藤寿珠早稲田大学専門学校 27歳

三等

白石俊彦東京大学大学院 22歳

三等

大坪泰東京都立大学 20歳

大原信成東京都立大学 20歳

武田実代子日本女子大学 22歳

石黒美佐日本女子大学 20歳

穂坂委都日本女子大学 21歳

佐藤武志(協力)

小場頼令二(協力)

富加見正二郎(協力)

佳作

広井克多郎公務員 27歳

佳作

関繁明日本エーコーン一級建築士事務所 29歳

佳作

船越康弘工学院大学大学院 25歳

西村和夫工学院大学大学院 25歳

佳作

白井博康太洋工業 29歳

佳作

粟野善治ファイブステージ設計事務所 35歳

六本木久志ファイブステージ設計事務所 32歳

山本善博ファイブステージ設計事務所 24歳

菅野勉ファイブステージ設計事務所 32歳

今井清隆ファイブステージ設計事務所 32歳

津田栄一ファイブステージ設計事務所 33歳

佳作

児島泉早稲田大学大学院 26歳

巽順子フリー 23歳

佳作

本田隆道武蔵野美術大学 23歳

佳作

柳原寿夫荒木造園設計事務所 38歳

名田峯夫荒木造園設計事務所 37歳

稲田純一荒木造園設計事務所 30歳

小場京子ヤマギワ電気 26歳

佳作

芳賀敏夫大林組 26歳

森谷秀樹大林組 27歳

関口幸ローザ工芸 25歳

佳作

藤原恵洋東京芸術大学大学院 25歳

木村丈夫木村丈夫アトリエ 30歳

+ILCD

賞金

  • 1等[1点]
  •  
  • 100万円
  • 2等[2点]
  •  
  • 各30万円
  • 3等[3点]
  •  
  • 各10万円
  • 佳作[10点]
  •  
  • 各5万円
全て税込

審査委員

審査委員長 芦原 義信 武蔵野美術大学教授
審査委員 大高 正人 大高建築設計事務所所長
審査委員 波多江 健郎 工学院大学教授
審査委員 薬袋 公明 日建設計専務取締役
審査委員 山下 和正 山下和正建築研究所所長
審査委員 土橋 隆 日新工業社長