テーマ

テーマ

嵐の家

嵐は、荒く激しく吹く風を意味する自然現象です。
時として雨や雷や雪をともなう、気象と結び付いた言葉といえます。比喩的に、激しく平安を乱す物事や荒れ狂う様子を、嵐になぞらえることもあります。嵐は、具体的な現象であると同時に、社会や価値観のゆらぎ、転換期を示す抽象的な概念でもあります。今、変化の時を迎えている私たちの暮らしや時代を写し出すのではないでしょうか。一方で、もう少し自らの感覚に引き寄せて、考えてみてもよいかもしれません。吹き荒れる風や雨という圧倒的な自然の力を前に、時として、爽快感や高揚感を抱くこともあるでしょう。子どものようにわくわくしたり、ずぶ濡れになってみたり、嵐のあとに広がる風景に想いを馳せたり……。「嵐」は、語られる文脈によって、さまざまなニュアンスを内包します。「家」の枠組みも、幅広く捉えることができるでしょう。「嵐の家」をどう読み解くか、ひとりひとりに委ねられています。自由な発想で、考えてみてください。みなさんの提案をお待ちしております。

日本語の世界では、嵐は色々なニュアンスがあります。それはまず自然の猛威を意味します。または、社会の中での革命的な存在や、物事の価値観をひっくり返す創造的存在のことを意味することもあります。つまり「嵐の家」は、「嵐の中の家」とも受け取れるし、建築そのものが嵐であるような状態も考えられます。大自然と共に生きる家、人間社会を変革する建築、色々な嵐を創造してくださることを期待しています。

― 西沢立衛

さまざまな解釈を誘う、オープンなお題である。しかもそこに嵐が関わっている。嵐は突然やってくる。嵐は慣れ親しんだ視界を別のものに変える。嵐は日常的な価値の序列をひっくり返す。嵐は平時にはあり得ない可能性を浮かび上がらせる。最初の生命も、そんな嵐の中で生まれたに違いない。

― 平田晃久

字義通りなら荒れ狂う風雨に代表される厳しい天候を想像すればよく、嵐に対峙し、その最も根源的な性能を発揮して安寧をもたらす建築こそ「嵐の家」なのだと言うことができるかもしれません。逆に、退屈を吹き飛ばす力に期待した、嵐を呼ぶ「嵐の家」もあり得ます。どう定義するにしても、この荒れ狂う世界に新たな問いを投げかけるような提案を期待します。

― 吉村靖孝

災害、感染症、エネルギーなど、さまざまな変化に加え、紛争の危機が前景化している。日ごとに既成の考え方を問い直される時代であるが、建築はいつの時代も希望を見出すきっかけを与えるものであってほしい。人の価値観を揺るがし、波紋のように連鎖して社会を変え得る、これまでの「建築」そのものを揺さぶる家を考えてほしい。

― 羽鳥達也

1995年から2020年までの25年間は「小さいこと」がよく語られた。気候変動(物理的な嵐)と国際紛争(社会的な嵐)が同時進行し、家族と空間の伝統的な枠組みが揺らいでいる中、「嵐」の「家」とは何かを考えることは私たちを再び「大きな」問いに挑ませる。そしてそれが具体的な建築として描かれたい。

― 藤村龍至

「嵐」という言葉は、人びとに荒々しい気象や時流を連想させます。 昨今の感染症の拡大や政情不安も嵐のひとつといえるでしょう。その一方で「麦嵐」のように、麦の収穫の頃に吹きわたる、心地よい爽やかな風を感じる人もいます。さまざまな見方ができる「嵐の家」。新しい提案に出会うことを楽しみにしています。

― 相臺志浩

賞金

賞金

  • 1等[1点]
  •  
  • 100万円
  • 2等[1点]
  •  
  • 50万円
  • 3等[1点]
  •  
  • 30万円
  • 佳作[8点]
  •  
  • 各10万円
総額 260万円/すべて税込
  • 「新建築」2023年1月号で発表
  •  建築会館ギャラリーにて展示:2023年2月13日(月)~ 16日(木)

スケジュール

スケジュール

応募登録開始
作品受付開始
応募登録終了
作品受付終了
結果は入選者に通知いたします
2022年11月16日(水) 表彰式
2023年1月   『新建築』2023年1月号で発表いたします

応募要項

応募要項

全て展開

登録方法

インターネットにて登録の場合は、本サイトの登録フォームよりご登録ください。


官製ハガキにて登録の場合は、下記作品送付先までご登録ください。


FAXにて登録の場合は、03-5244-9338までご登録ください。



  • インターネット登録には、「KENCHIKU」サイトのID・パスワードが必要となります。お持ちでない方は、ID・パスワードを登録後、本コンペの登録を行ってください。
  • 官製ハガキとFAXにて登録の場合「日新工業建築設計競技係」と明記し、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、勤務先あるいは学校名(学年)、所在地、電話番号、e-mailアドレスを書き添えてお申し込みください。
  • ご登録いただいた方には登録票をお送りいたします。
  • 複数の作品を応募する場合は、作品ごとに登録してください。
  • 登録のお問合せ:日新工業建築設計競技事務局|03-5244-9335

用紙

A2サイズ(420mm×594mm)の用紙(中判ケント紙あるいはそれに類する厚紙)1枚におさめること。模造紙等の薄い用紙は開封時に痛む恐れがあるので避けること。ただし、パネル化・額装は不可。

提出図面

配置図・平面図・立面図・断面図、透視図・模型写真など、設計意図を表現する図面(説明はできるだけ図面のみですること。各図面の縮尺は自由)。表現方法は、青焼、鉛筆、インキング、着色、写真貼付、プリントアウトなど自由。

登録番号の記載 & 登録票

提出方法 & 作品送付先

下記へ送付してください。


日新工業株式会社「日新工業建築設計競技係」[必ず明記のこと]

〒120-0025 東京都足立区千住東2-23-4

TEL:03-3882-2613


  • 持込み、バイク便は不可。
  • 開封時に痛みやすいため、円筒状の梱包はご遠慮ください。

その他

  • 応募作品は未発表の作品に限ります。
  • 本設計競技の応募作品の著作権は応募者に帰属しますが、入賞作品の発表に関する権利は主催者が保有します。
  • 応募作品は返却いたしません。
  • 同一作品の他設計競技との二重応募は失格となります。
  • 応募作品の一部あるいは全部が、他者の著作権を侵害するものであってはなりません。また、雑誌や書籍、Webページ等の著作物から複写した画像を使用しないこと。著作権侵害の恐れがある場合は、主催者の判断により入賞を取り消すことがあります。
  • 入賞後に著作権侵害やその他の疑義が発覚した場合は、すべて応募者の責任となります。
  • 入賞後の応募者による登録内容の変更は受け付けません。
  • 応募に関する費用(送付・税金・保険など)は、すべて応募者の負担となります。
  • 課題に対する質疑応答はいたしません。
  • 規定外の問題は応募者が自由に決定すること。

審査委員

審査委員

応募登録

応募登録

登録フォーム

登録にはWEBサイト「KENCHIKU」の
IDとパスワードが必要となります。
登録を希望する方は事前に
KENCHIKU会員登録を行って下さい。