NISSHINのSDGsへの取り組み

日新工業は、大正11年の創業以来、アスファルト防水の草分けとして、「リサイクル」の意識を持ち、再生紙の生産からルーフィング製品までの一貫した生産を行ってまいりました。 総合防水メーカーとして、“環境に配慮した製品とサービスの提供”への取り組みを確実なものとし、お客様の満足及び広く社会へ貢献してまいります。
この「環境への取り組み」の下で、世界共通の課題として解決に取り組むべきSDGs(持続可能な開発目標)に対して、
8つのゴールへ継続的に取り組み地球環境に貢献することをお約束します。

経済・社会・環境問題の国際目標

2015年9月国連総会で採択

全ての国連加盟国が対象

経済・社会・環境問題の国際目標

SDGs(Sustainable Development Goals)
持続可能な開発目標

17のゴールと169のターゲット

2030年までの達成を目指す

企業等による取り組みへの期待

経済・社会・環境問題の国際目標
SDGsとは?

SDGsとは、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発目標」です。
「誰一人取り残さない」という理念のもと、「世界の貧困をなくす」「持続可能な世界を実現する」ことを目指した、2030年を達成期限とする17のゴール、169のターゲット及びその進展を評価するための指針を持つ包括的な目標です。

1高耐久防水工法の提供

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高耐久の防水工法や製品を提供することは、建物のライフサイクルの中で改修工事の回数を大幅に減らすことが可能で、製品製造時・輸送時・施工時のCO2排出量削減につながります。

取り組み事例

建築防水-露出断熱高耐久仕様

CO2排出量の削減 38%減(標準工法比)

住宅防水-超耐久ルーフィングアルバエース

CO2排出量の削減 43%減(従来比)

2高耐久・環境配慮製品の提供による省力化

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高耐久製品の使用により施工工程を省力化、環境配慮製品の提供、製品使用量の低減をすることで、製品製造時・輸送時・施工時のCO2排出量を削減します。また、省力化により包装紙等の廃棄物を軽減します。

取り組み事例

ルーフィングの使用量

CO2排出量の削減 50%減(標準工法比)
ルーフィング約50%削減
  • 在来工法(4枚のルーフィング)【比較的強度の弱いルーフィングを使用】例)公共建築仕様 A-1

    在来工法(4枚のルーフィング)
    【比較的強度の弱いルーフィングを使用】
    例)公共建築仕様 A-1

  • 弊社工法(2枚のルーフィング)【強度の強いルーフィングを使用】例)弊社仕様 FP-2

    弊社工法(2枚のルーフィング)
    【強度の強いルーフィングを使用】
    例)弊社仕様 FP-2

環境配慮型防水工事用アスファルトの標準仕様化

従来使用している「一般3種防水工事用アスファルト」と比較して、溶融温度を大幅に低減した環境配慮型防水工事用アスファルト「シグマートEL」「シグマートE」を標準仕様化することにより「CO2排出量」「煙の発生量」を大幅に低減します。

シグマートEL シグマートE
CO2排出量の削減 73%減 79%減
煙の発生量 98%減 99%減
各種アスファルトの適正施工温度

各種アスファルトの適正施工温度

3製造工場のDX化

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「非化石燃料による電力」「焼却処分されている紙屑(古紙)やぼろ(古繊維)等のリサイクル材」「RPF等リサイクル処分」などを積極活用し、工場のDX化による歩留り(生産効率)の向上等を推し進めることにより、CO2排出量や産業廃棄物の削減、引いてはゼロエミッションの達成に取り組んでいます。

CO2排出量の削減 50%減(2018年比)
産業廃棄物の削減 30%減(2018年比)

4建築業界の継続と発展への貢献

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防水業界はもとより、設計事務所や建設会社を含めた建築業界の継続と発展のため、様々な情報発信を行っております。

取り組み事例

防水学校

約50年の歴史をもつ防水技術者養成校(通称:防水学校)

卒業者数 929(2021年現在)

設計コンペ

約50年の歴史をもつ建築設計競技(通称:水コンペ)

応募作品総数 18,101作品(2021年現在)

50以上の国と地域より応募

オンラインセミナー

著名建築家による講演と、防水に関する講演をオンラインで開催

聴講者数 1,000~2,000名/回

5紙資源の再利用とペーパーレス化

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焼却処分されている紙屑(古紙)やぼろ(古繊維)等をリサイクル材として製造原料に積極的に活用し、電子管理システムの導入などによる更なるペーパーレス化の推進を通じて、森林破壊の抑制に取り組み、地球温暖化や大気・水質汚染の抑制に貢献します。

取り組み事例

リサイクル材の積極活用

防水業界で唯一、創業より一貫して製品芯材原紙にリサイクル品を使用し続けております。

リサイクル原料 3000トン/年
リサイクル原料

社内のペーパーレス化

紙の使用量を削減 30%減(従来比)
1-1露出断熱高耐久仕様におけるCO2排出量の削減

標準的な露出断熱仕様(SPI-1)に替えて、高耐久仕様(SPEI-2)を採用することにより、建物のライフサイクル(60年想定)の中で改修工事の回数を大幅に減らすことが可能となり、製品製造時・輸送時・施工時のCO2総排出量が削減されます。

CO2排出量の削減 38%減(標準工法比)

想定改修サイクル

想定改修サイクル

条件設定

  • マンション屋上(300㎡)の平場を対象として計算し、各製造工場から大阪市内へ配送した場合
  • 新築時に最も採用されている露出断熱仕様(SPI-1)と高耐久仕様(SPEI-2)での比較
  • 改修仕様は、新築時防水層と同質系である改質アスファルト防水単層トーチ工法で計算
  • 撤去時のCO2排出量はゼロと仮定

CO2排出量の比較

表中括弧内数値は(製造時+輸送時) 単位(㎏)

新築時 15年目 30年目 45年目 撤去産廃輸送時 合計
SPEI-2 (2,311+312) - - (479+139) - 3,241
SPI-1 (1,720+241) (479+139) (1720+241) (479+139) 28 5,186
1-2住宅防水-超耐久ルーフィングにおけるCO2排出量の削減

従来の高耐久ルーフィング(カッパルーフ2号)に替えて、超耐久ルーフィング(アルバエース)を採用することにより、建物のライフサイクル(60年想定)の中で改修工事を必要としないため、製品製造時・輸送時のCO2総排出量が削減されます。

CO2排出量の削減 43%減(従来比)

想定改修サイクル~メンテナンス シミュレーション(瓦屋根の場合)~

想定改修サイクル ~メンテナンス シミュレーション(瓦屋根の場合)~

条件設定

  • 戸建木造住宅1棟(約100㎡)を対象として計算(ルーフィング7本使用)し、製造工場から、大阪市内へ配送した場合
  • ルーフィング施工時や撤去時のCO2排出量は計算の対象外
  • 製造工場(埼玉)から、大阪市内へ配送した場合

CO2排出量の比較

単位(㎏)

製造時
(ルーフィング)
輸送時
(埼玉工場~大阪市内)
解体時
(施工現場~最終処分場)
合計
アルバエース 31 22 10 63
カッパルーフ2号 49 41 20 110